« | トップページ | CALVARIA »

2006年5月22日 (月)

午睡

ここ連日の真夏日がうってかわってどんよりとした曇り空。低くたれこめたねずみ色の空は今にも雨が降り出しそう。同じ色をした街も妙に静かで、時たま聞こえる妙に明るい調子の子供の声もせまい部屋に反響するように空に響いてすぐ吸い込まれるように消えていく。

今日は4月に赴任してきた新規派遣者6名プラス通訳のKくんの7名で世界遺産の武当山へ日帰り旅行。来週には武漢へ引越ししますので今日を逃すと訪れる機会がなくなるので、なんとか天気が持つことを期待して8時過ぎにチャーターしたバスでJ市を出発。

今日のコーディネイトは、REINHARD PRANKのキャップ(チャコールグレー)+Haider ackermannのドルマンカーデ(黒)+ANNのロングタンク(黒)+Haider ackermannのショートパンツ(黒)+JENS LAUGESENの切り替えスパッツ(黒×グレー)+ユッタのサンダル。

武当山は明時代に開かれた道教の寺院で、標高1800mの山頂に建てられた寺院群は94年に世界遺産に登録されている。

武当山へは途中高速道路を利用して約1時間半。入り口でチケットを購入し、バスはぐんぐん標高を上げていく。途中からはロープウェーに乗り換え、山頂を目指す。最大傾斜70度以上はありそうなロープウェーは横に進むというよりは完全に引っ張り揚げられている感覚。天気が悪いせいか風もきつく、時々ぐらぐらと横揺れ。ジェットコースター並みの恐怖を味わいながら、約30分で山頂駅に到着。

山頂駅から山頂の寺院「金頂」までは徒歩20分ほど。急な階段を登りながら振り返ると、霧のたなびく山に点々と続く明時代の寺院が神秘的。

階段の手すりには縁結びの願掛けに自分と恋人の名前を彫った小さな鍵が無数につけられている。

晴れていれば絶景であろう金頂は完全に霧の中。ぐるりとひと回りして、折角なので5元でおみくじを引いてみる。中吉。通訳のKくんに恋愛のところを訳してもらうとハハハッと笑ってひとこと。「KINUさん、頑張ってもムダだそうですよ(笑)」。

歩いて下山すると途中いろいろと見所があるそうなのですが、天気がいよいよ崩れそうなので、登り同様ロープウェーで下山。ロープウェー山麓駅近くの田舎メシ屋で昼食。豆腐と青菜の炒め物・卵とキクラゲの炒め物・鶏肉と筍の炒め物・鶏肉と冬瓜のスープ。さっぱりした味付けの田舎料理は日本人の口にもあってなかなかウマイ。

3時前には帰宅。土曜の引越し手伝いと今日の日帰り旅行で疲れが出たのか、小説を読みながら午睡3時間。なにやら嫌な夢を見た。妙な違和感だけが残る。窓の外はもうほの暗く、ポツリポツリと部屋の電気が灯っている。どこからかいつもの下手なピアノを弾く音が聞こえてきた。布団に寝っころがったまま、枕もとにあった岡本太郎の本をパラパラと開く。

相手に伝わらなくてもいいんだと思って純粋さをつらぬけば、逆にその純粋さは伝わるんだよ。

|

« | トップページ | CALVARIA »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« | トップページ | CALVARIA »